Logic Pro Xにアップデートしてから、物凄く使いやすくなりました。リリースまでの時間からしても、Apple社員ズはかなり練りこんだのではないか。。。と思います。
しかし、一つだけメンドクサーイ部分があるのです。
それこそズバリ、キーコマンドプリセットの切り替えです。Logic Pro Xには現在の入力システムによってキープリセットが変わるという謎機能がありまして、これがかなりの障害となっています。(オマケに、プリセットが変わるたびに通知バナーが出てくる)
これはIMEをちょこちょこかえる人(≒日本人)にはかなり気持ち悪いです。さらに私みたいにUSキーボードを使っている人には、US配列にマッチした「U.S.」プリセットからコロコロ変わると言う具合です。
まず、キーコマンド>編集(option + K)を開いてみました。が、どこにもプリセットの削除なんて項目は在りません。じゃあファイルかーということでいつもの「Application Supports」フォルダ内にあると睨んで探し回りましたが、デフォルトのプリセット群は姿を現しませんでした。
最終兵器として、Spotlightでも「.logikcs」ファイルを捜索してみましたがまったく引っかかりませんでした。(このようなファイルを検索するときは「システムファイル」>「を含む」を選択すべし。)
それから10分くらい探し回って、Spotlightで引っかからないということはパッケージ無いにあるのではという考えに至り、見事にそれはあっさり見つかりました。
Logic本体の中、つまり
/Applications/Logic Pro X.app/Contents/Resources/Key Commands
に奴らは潜んでいたのです。
ここまでくると後はどうにでもなります。問題の「Japanese.logikcs」等を削除すれば良いのですが、だいたいこういう時はいつかの為に元ファイルのバックアップをしておくべきです。
かと言って、「プリセットバックアップー」なんてフォルダを作ってしまうのはスマートじゃないですね。ですので、拡張子を変えて読み込まなくするという小細工を行います。
やり方は簡単で、「.logikcs」というところを「.bak」など(なんでもいい)に変えるだけです。
Yosemiteから実装された、「複数項目の名前を変更」でどうにかなると思いましたが、「拡張子を隠す」が自動的にONになってしまい、使い物になりませんでした。
Automatorなんかでささっとワークフローを組めばいいのですが、ここは面倒くさく手作業で変更しました。
「インスペクタを表示」(command + option + I)して名前をチマチマ変えていきます。「情報を見る」で一気に開けばいいのですが、「インスペクタ」だとフォーカスした項目の度に情報が表示されてスマートです。
こうすることで、無事「Japanese.logikcs」の呪いから逃れることができました。
「shift + 」でノートを伸ばそうとして怒られるなんて事もなくなったようです。やったぜ。
しかし、今回のやりかたはあまりスマートではなかったのでみなさんのスマートな小細工方法があれば、ご報告お待ちしております。(他力本願)