最近フォント作りたいな〜って思ってFontSelf導入したんですが、アイコンフォント作るときに使う程度の機能しか使えなくて、結局FontForge入れました。
日本では使ってる人少ないのか、情報が極端に少ないので大変ですね。(というか日本人でフォント作ってる人少ない)
特に日本語化についての情報が全くなくて、というかあるのはあるんですが、古かったり意味わからんので、色々試してみましたよ。
Googleで「FontForge Mac」なんて調べるとサジェストで「FontForge Mac 日本語」って出てくるのでみんな困ってると思いますけどね!!
今回は全て記事を書いた時のバージョン、macOS SierraとmacOS Mojaveで動作確認済みです。
XQuartz projectから、最新版のXQuartzをインストールします。
トップの Quick Download に、「XQuartz-x.x.x.dmg」というダウンロードリンクがあります。
この記事を書いた時の最新版は 2.7.11 (2016-10-29)でした。
ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックで展開します。
次にその中にあるpkgファイルを開きます。
インストーラが起動するので、画面の指示に従ってインストールを進めてください。
インストールが終わったらXQuartz.appを起動してください。
ディスクイメージをアンマウントするのも忘れずに。
XQuartz.appはアプリケーション/ユーティリティ/にインストールされています。
「開発者が未確認のため開けません。」と出る場合は、**右クリック→”開く”** より開きます。
起動できたら、⌘+, を押して環境設定を開きます。
「入力」タブの「 X11の代替キーを有効にする 」チェックボタンをオフにします。
これをオフにしておかないとキーショートカットが効かない時があります。
XQuartzは起動したままにしておいて、次はFontForgeをインストールします。
それにしても「XQuarz」ってキーボードで打ちにくい名前ですね。
GitHubのリリースページから最新版をダウンロードします。
ちなみに今は20170730が最新版なのでAssetsの FontForge-20170730-Mac.dmg をダウンロードします。
例によって、ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックで展開しましょう。
出てきたFontForge.appをアプリケーションフォルダにコピーします。
⌘ + shift + Aを押すとアプリケーションフォルダを開けます。
コピーできたら、ディスクイメージをアンマウントして開きます。
「開発者が未確認のため開けません。」と出る場合は、 右クリック→”開く” より開きます。
FontForgeが起動します。
このままでも使えますが、「英語でさっぱり!」な方は日本語化しましょう。
あらかじめ日本語ローカライズファイルがインストールされているのですが、なぜか自動では切り替わりません。
ですので、いつもの(ファイル退避)小細工で無理やり日本語化しましょう。
ローカライズファイルは
/Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale
にあります。
「en」という英語向けのフォルダが自動選択されているので、「ja」という日本語向けフォルダを自動選択される「en」にリネームします。
手動でやってもいいですが、Terminal.appでやれば手っ取り早いです。
FontForgeを終了して、Terminal.appで以下のコマンドをコピペして、エンターしましょう。一行づつですよ。
$ mv /Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale/en /Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale/en.bak
$ mv /Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale/ja /Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale/en
戻す時は
$ mv /Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale/en /Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale/ja
$ mv /Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale/en.bak /Applications/FontForge.app/Contents/Resources/opt/local/share/locale/en
です。
終わったらFontForgeを起動します。
これでFontForgeを日本語環境で使うことができるようになりました。
はじめっからFontForgeで作るのはちょっとやりづらいですが、FontSelf on Illustratorとかでデザインだけして、
ウェイト変更とかの便利な機能だけFontForgeでやったらええかな?