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MS-20 miniにハードシンクをつける

2013年に購入したのでもう8年!

めちゃくちゃ優秀なモノシンセなんですけど、最近VCO2の調子が悪くてチューニングがてらに改造を施してみました。

今回はMS-20定番MODである、VCO1からVCO2に対するハードシンクを可能にする改造を行いました。

 

注意:改造しちゃうとメーカー保証や修理が受けられなくなります!

 

概要

まずシンク(sync)とはなんぞ?ってところから説明します。

「シンク」というのは同期という意味で、この場合はオシレータの位相を同期させるという意味です。

シンクを使うことで、「ギュアーン」や「ヴゥウィイン」というような、

変化する倍音を含んだ歪んだ音を出すことができます。

次の絵を見てください。

VCO1のから、VCO2のノコギリ波の位相を強制的にリセットしています。

強制的にリセットすることをハードシンク(hard-sync)と言い、リセットはしないけど少し位相を戻すことを、ソフトシンク(soft-sync)といいます。

ハードシンクだと位相そのものがリセットされるため、周波数の組み合わせ次第で音楽的には使いにくいピッチとなってしまいます。

そこで主たるピッチに対して、耳が倍音に釣られない範囲のピッチに調節することができます。

AM(amplifier modulation)と少し似ていますが、シンクの場合は位相を操作するところが異なります。

ソフトシンクを行おうとすると、かかり具合を調整する回路を追加しないといけないため、

今回のMODでは「ノコギリ波をリセットする回路」に直接リセットしに行くハードリセットを行います。

 

準備するもの

  • ダイオード (こだわりがなければ1N4148)
  • トグルスイッチ (スライドでも可)
  • ドライバー
  • ハンダゴテ
  • ドリルとリーマ
  • 細い収縮チューブ

改造の仕方

この改造は非常に簡単です。

基板上の部品からジャンパーを出してきて、スイッチを取り付けます。

まず、MS-20 miniをバラします。

ネジがいっぱいありますが、簡単に外すことができます。

基板に到達したら、左側に「D4」と「D17」と書かれたダイオードを探します。

そして、次の絵を参考にしてジャンパー線をハンダ付けします。

「D4」のアノード側から取り出したジャンパーの先にダイオードとスイッチを取り付けます。

そしてその反対側を「D17」のカソード側に取り付けます。

(カソード側は基板の枠が少し太くなっています)

 

ハンダができたら、メインパネルにスイッチを取り出す穴を開けます。ネットでは上面に穴を開けているMODをよく見ますが、それだとMS-20miniの上に物を置けなくなるので、パッチエリアにスイッチを取り付けました。

 

「TOTAL」と「VCO1&2 FREQ」の間の上側にスペースがあったので、ここに穴を開けました。一気に太い穴を開けようとせず、まず貫通穴をあけ、直径を確認しながらリーマで拡張していきます。

取り付けができたら組み立て元通りにしましょう。

こんな感じで、超簡単にMS-20miniにハードシンクをつけることができます。

肝心の動画を撮ってないので、またあげます。。